「ミライのまち」突撃インタビュー

突撃インタビュー⑪ ~ミライトの「機能性ガラスフィルム」~

ミライトでは、スリーエムジャパン株式会社が製造する機能性ガラスフィルムを、ローカル5G環境を設計、構築に役立てることを検討しています。機能性ガラスフィルムがなぜ必要なのか、また、機能性ガラスフィルムの利点について、株式会社ミライト みらい開発本部 フロンティアサービス推進本部の中条拓馬さんに突撃インタビューしました。

「遮熱や、ガラス飛散防止のために、窓ガラスにフィルムを貼ることがありますね。機能性ガラスフィルムには、こうした効果のみならず、電磁波の遮蔽効果もあるのです」と中条さんは語ります。電磁波を遮蔽するのは、電波の混信を防ぐためです。中条さんは、「同じ周波数を利用する他のローカル5Gとの間で混信が発生することを防ぐため、干渉調整を行う必要がある」と説明します。その際、1つのポイントとなるのが窓ガラスなのだそうです。

新木場にある、ミライトのローカル5Gソリューション協創ラボの検証でも、準ミリ波(28GHz)において反射による遮蔽効果があることが確認されたといいます。もちろん、一般的なガラスフィルムのように、遮熱効果や、ガラス飛散防止にも役立ちます。

▲5層構造で電磁波を遮蔽する機能性ガラスフィルム

最後に、機能性ガラスフィルムの効果を最大限に発揮させるには、適切な施工が重要だと中条さんは強調します。フィルムとサッシの間にすきまがあると、期待した遮蔽効果が得られません。適切な干渉対策を実施するためには、電波干渉についての専門知識と、施工のノウハウが重要だそうです。中条さんは、「ミライトにお任せ頂ければ、ローカル5Gの設計から施工、保守運用まで、全てをワンパッケージでご提供します。ローカル5Gの構築は、ぜひミライトにお任せください」と話しを締めくくりました。