「ミライのまち」突撃インタビュー

突撃インタビュー⑩ ~ミライトの「屋外Wi-Fiシステム」~

新型コロナウイルスの感染拡大の影響もあり、自然の中で三密を避けながら楽しむキャンプ場の人気が高まっています。キャンプ場のオーナーとしては、家族で利用する休日だけではなく、平日の利用客ももっと増やしたいと考えているのではないでしょうか。そこで、キャンプ場だけではなくアウトドア施設全般において、新たなサービス提供で需要を喚起するミライトの「屋外Wi-Fiシステム」について、株式会社ミライト 千葉支店システム営業部、田邉治夫さんに話を聞きました。

田邉さんには、実際にミライトの「屋外Wi-Fiシステム」を採用している、千葉県成田市の成田ゆめ牧場ファミリーオートキャンプ場での導入事例を元に紹介していただきました。田邉さんは、「当時、成田ゆめ牧場では、キャンプ場での放送設備の構築を検討されていました。その時に、放送設備をIP化することで、Wi-Fi環境も構築できることを提案し、採用していただきました。」と、まず導入の背景を紹介。そこに、コロナ禍でテレワークやワーケーションへの関心が一気に高まったことから、「キャンプ場の一部のエリアを、ワーキングスペースとして利用してもらうサービスの企画が立ち上がりました。ミライトの屋外Wi-Fiシステムと、お客様のアイデアが合わさって誕生したのが、成田ゆめ牧場のWi-Fiエリアでのワーケーション環境を提供する、『Officeまきば』なのです。」

「成田ゆめ牧場での事例では、Wi-Fiシステムの提案から機器選定、システム構築、工事に至るまで、すべてミライトが担当しました」と語る田邉さん。実際に現地に行って調べて見ると、「光ケーブルが来ている管理棟と、Wi-Fiによるサービスを提供しようとするエリアとの間には距離があったため、60GHz帯を使用する屋外用アクセスポイントでの中継を提案しました」と、田邉さんは当時を振り返ります。

▲屋外Wi-Fiシステムと放送設備の機器構成図

さらに田邉さんは、今回の「屋外Wi-Fiシステム」は、「キャンプ場でのワーケーション利用客へのインターネット環境提供だけではなく、スタッフの業務利用にも使われています」と、多用途に利用できるソリューションであることをアピール。「無線ネットワークを利用した放送設備も整備したことで、管理棟からキャンプ場内にアナウンスできるようになりました。まだ、キャンプ場全域をカバーするには至っていませんが、スタッフの負荷が大きく軽減されました」と、田邉さんは導入効果を語ります。

▲株式会社ミライト 千葉支店システム営業部 田邉治夫さん 

今年の3月から5月にかけては、「屋外Wi-Fiシステム」で構築したWi-Fiインフラを利用して、シャワールームの混雑解消を目的とした、AIを活用した待ち時間お知らせサービスのトライアルを行ったといいます。屋内・屋外問わず、どのような環境であろうと、常にお客さまのニーズに合わせたソリューションの提案を考えているミライトならではの展開に期待したいですね。