「ミライのまち」突撃インタビュー

突撃インタビュー⑨ ~ミライトの「コンテナ型コンピューティングデータセンター」~

一般貨物輸送や海上輸送などに使われるコンテナに、空調設備と特殊断熱を施し、データセンターとして必要な機器一式を収容した「コンテナ型コンピューティングデータセンター」を提供しています。高い可搬性と拡張性を備え、グリーンエネルギーを使用することが出来るというものです。

ミライトがパートナー企業と提供する「コンテナ型コンピューティングデータセンター」が、どのような特徴を持っているのか、担当の株式会社ミライト みらい開発本部 フロンティアサービス推進本部、徳橋 佑輔さんに話を聞きました。

そもそも、なぜミライトがデータセンターのソリューションを取り扱っているのでしょうか。その問いに対して、徳橋さんは次のように答えました。「4Kや8Kの高解像度ビデオによる映像ソリューションや、自動運転、遠隔医療、バーチャルリアリティやシミュレーション等、新たな技術革新が起きている昨今、それらを支えるためには大量の計算能力が必要です。そこでミライトでは、先端技術を支えるための計算能力をGPUベースのコンピューティングプラットフォームとして設置できる、コンテナ型として提供することにしました」。

徳橋さんは、「ミライトが提供する“コンテナ型コンピューティングデータセンター”は、モルゲンロット社、篠原電機と共同開発した製品です」と説明してくれました。日本ではあまり馴染みない名前ですが、徳橋さんによると「モルゲンロット社は、独自のソフトウェアで最適化された分散処理ソリューションエクスカリバーを提供しています」と技術に定評があることを紹介します。

▲コンテナ型コンピューティングデータセンター

さらに、「モルゲンロット社は世界的な半導体メーカーであるAMD社とコミュニケーションを取り、協力体制のもと分散処理ソリューションを開発しているため、モルゲンロット社のデータセンターソリューションは、クライアントに卓越したパフォーマンスと無制限のスケーラビリティを提供できるのです」とアピールします。

▲株式会社ミライト みらい開発本部 フロンティアサービス推進本部 徳橋 佑輔さん

そして、もう1つの重要なポイントについて、「モルゲンロット社は、グリーンエネルギーを使用することで、CO2排出量を最大限に抑えた次世代型コンピューティングファームの創出に挑戦しています」と説明する徳橋さん。しっかりとSDGsのことも見据えたソリューションであることを聞き、どこに対しても胸を張ってお薦めできる商品であると感じました。