「ミライのまち」突撃インタビュー

突撃インタビュー①~ミライトの「8K映像伝送& 画像切り出しソリューション」~

IT Weekには、5Gやローカル5Gと組み合わせて活用する多くのソリューションが登場します。ミライトのブースでも、来場者の皆さんに、直接、ミライトが提供しているローカル5Gと組み合わせて活用するソリューションをご覧いただきたいと考え、それらのソリューションを展示しています。そんなソリューションの一つ、「8K映像伝送&画像切り出しソリューション」について、株式会社ミライト みらい開発本部 フロンティアサービス推進本部の和地さんに話を聞きました。

8K映像の魅力は、なんといっても、超高精細な画質にあります。和地さんは、「通常のカメラで撮影した映像であれば、拡大するとぼやけて鮮明さが失われてしまいます。しかし、8Kカメラで撮影した画像であれば、大きく拡大しても、高精細なまま、映像を利用できるのです」と、その特徴を活かしたのが、8K映像伝送&画像切り出しソリューションだと説明してくれました。

和地さんは、「全体を俯瞰した画像から、詳細を確認したい部分を切り出して細部を確認できるので、効率的に監視、確認を行うことができるのです。これまでは、カメラで監視する必要がある場所に、それぞれカメラを設置する必要がありましたが、8Kカメラで全体を撮影しておけば、必要な時に必要な場所を拡大して確認すれば良いのです。」と語るとおり、「8K映像伝送&画像切り出しソリューション」は1台のカメラで、複数の視点を持つことができるソリューションであると言えます。

▲高精細映像でリアルタイムに遠隔品質チェック

8Kによる高精細映像の伝送には、ローカル5Gを利用します。超低遅延、高速大容量通信というローカル5Gの特長を活かし、遠隔地から現場で作業している様子をリアルタイムで確認するような使い方も考えられます。「例えば、製品のキズなどの外観検査を遠隔から行うことも可能です。工場に8Kカメラを設置し、高精細映像をローカル5Gで伝送し、特に注意が必要な部位を切出して拡大し、遠隔地にいる熟練者が確認するような仕組みです。将来的には、エッジサーバ(MEC)に伝送し、AIで解析させるような使い方も考えられます」とその使い方について説明していただきました。

▲ 株式会社ミライト みらい開発本部 フロンティアサービス推進本部 和地さん

「8K映像伝送&画像切り出しソリューション」は、スポーツやエンターテイメントでも有効活用できます。「スポーツ中継やライブ中継で、気になる選手やアーティストの映像を拡大して、特定の人のパフォーマンスだけを楽しむことも可能です。例えば、ゴルフのスイングを撮影し、手首の動きなど、気になる部分を拡大すれば、自分のスイングの課題をより深く理解できるでしょう」と和地さんが言うように、8K映像伝送&画像切り出しソリューションには様々な活用法があります。5Gが本格的に普及する時代に、注目すべきソリューションのひとつでしょう。