「ミライのまち」 あれこれ

ミライのまちのあれこれ⑩ ~コネクテッドワーカーソリューション THINKLET~

現場作業の高度化・複雑化が進み、現場で働く作業員が、今まで以上に高度な知識や判断が求められる場面が増えています。その反面、就労人口は減少傾向にあり、人材不足や熟練技術者のスキル継承などが、多くの現場で課題となっています。コネクテッドワーカーソリューション、「THINKLET(シンクレット)」は、このような課題を解決するためのソリューションです。

▲体への負担が少ない首掛け式を採用した「THINKLET」

「THINKLET(シンクレット)」は、ディスプレイの無い首掛け式のウェアラブルデバイスを採用することで、現場作業員の肉体的負担を抑え、広角カメラと5つの高性能マイクにより、熟練技術者による遠隔支援など作業の効率化を実現します。ディスプレイが無いため、非常に軽量かつ低電力で利用できます。また、首掛け式にしたことで、一般的なヘッドマウント型、グラス型のデバイスのように、視界を遮ることなく両手を自由に扱うことができます。

また、「THINKLET」の先端には、作業員の目線や手元を撮影できる広角カメラが搭載されています。この映像を熟練技術者と共有すれば、遠隔からリアルタイムで作業支援を受けることができます。首掛け式の「THINKLET」は、グラス式のデバイスと比べて共有される映像に揺れ動きが少なく、遠隔支援者の肉体的負担も軽減されます。さらに、熟練技術者の作業の様子を撮影し、データ化することで、技能継承として人材育成にも活用することが可能です。

「THINKLET」は、5つの高性能マイクにより、騒音環境下においても、クリアな音声認識を実現します。現場においては、両手に工具を持って作業することがありますが、「THINKLET」を利用すれば、将来的には両手が塞がっている状態でも、AIにマニュアルを読み上げてもらったり、作業内容の写真撮影を行うことが可能になります。です。また、キーボードやタッチパネルを操作する必要がないため、安全対策で手袋をしている現場でも支障なく活用することができます。

「THINKLET」と、AIを活用した映像解析技術を組み合わせ、ルーティン作業をAIに任せるような使い方も可能です。AIと人で役割分担を行うことで、作業効率向上および人材不足解消を実現できるでしょう。ミライトでは、パートナー企業と共にさらなる作業効率改善を目指し、詳細な作業記録や申し送りメモなどを現場で作成することができる機能の開発を進めています。また、将来的には、作業効率の改善に大きく寄与するジェスチャーセンサーの活用も検討しています。

IT Weekのミライトブースで、現場の課題を解決するコネクテッドワーカーソリューション「THINKLET」の魅力に触れてください。