編集長のIT Week 見どころ

齋藤編集長のJapan IT Week秋 2021見どころ⑤~ローカル5G/5G環境の構築に役立つソリューション~

編集長の見どころ第1回では、ミライトの「ローカル5Gオールインワンパッケージ」をご紹介しました。IT Weekのミライトブースでは、「ローカル5Gオールインワンパッケージ」に加え、ローカル5Gや5G環境をお客様のニーズに合わせ、経済的、かつ効率的に構築、拡張するための様々なソリューションが展示されます。今回は、そのいくつかの見どころをご紹介します。

5Gの無線通信で使われる高周波数帯の電波は、直進性が高く、障害物に弱いという特性があります。雨粒や木の葉にも影響を受けてしまうほど、5Gの電波の取り扱いには注意が必要なのだそうです。このような時に役立つのが、自然界にはない反射特性をもつ、メタマテリアル構造/技術を活用したリフレクターです。

ミライトが提供する反射板、「KLONE(クローン)」は、電波信号を影の部分や角の周りに曲げて拡張できるため、工場など障害物が多い環境で、効果的に無線ネットワークのカバレッジエリアを構築することができます。IT Weekのミライトブースでは、「KLONE」に加えて、Metawave社が開発を進める、アクティブリピーター「TURBO(ターボ)」も参考展示されています。直進性が高い準ミリ波を増幅する「TURBO」を使えば、カバーエリアを最大100メートル拡張することができます。見通しの悪いカーブの先などにカバーエリアを拡張したい時に効果を発揮します。「KLONE」と「TURBO」を利用することで、効率的に5G無線ネットワークを構築することが可能です。

電波を反射させるために、「透明フレキシブル電波反射フィルム」を使うこともできます。壁や窓はいうまでもなく、壁掛けの絵画などにもはることができる手軽さと、金属(アルミ板)と同等の反射特性を併せ持つ逸品です。実は、このフィルムにも、メタマテリアル技術/構造が活用されています。

▲メタマテリアル技術/構造を活用した、
「透明フレキシブル電波反射フィルム」
▲無線ネットワークのカバレッジエリアを
効率的に構築できる、反射板「KLONE」

ミライトでは、電磁波を遮蔽するためのフィルムもご用意しています。ローカル5Gでは、同一の周波数帯を、別のローカル5G利用者と共有します。無線局との間で有害な混信が発生しないよう、干渉調整を行うときに有効です。ミライトの「機能性ガラスフィルム」であれば、一枚のフィルムで、夏場の遮熱と電磁波の遮蔽対策をまとめて実施することができます。

IT Weekのミライトブースには、ローカル5Gや5Gを、より便利に、そして効率的に活用するために役立つソリューションがまとめて展示されています。ぜひ会場で、このようなソリューションに触れてみてください。ローカル5G/5G無線ネットワーク環境を構築するやり方について、役立つヒントが得られるはずです。