「ミライのまち」 あれこれ

ミライのまちのあれこれ④ ~透明フレキシブル電波反射フィルム~

5G通信は、高速大容量通信を実現するため、帯域幅の広い高周波帯の電波を利用します。高速大容量通信というメリットが得られる反面、直進性が高い高周波帯の電波を利用するため、5G通信には、遮蔽物や障害物に弱いという弱点があります。

ミライトでは、経済的かつ効率的に電波が届かない不感地帯を解消できる、「透明フレキシブル電波反射フィルム」(積水化学工業株式会社製)を、ローカル5Gの無線エリア構築、整形に活用することを検討しています。「透明フレキシブル電波反射フィルム」は、壁や窓、壁掛けの絵画など、どんな表面にでも貼り付け可能で、曲面や柱などの異形状な場所にも問題なく設置できます。

「透明フレキシブル電波反射フィルム」は、内部の特殊メタマテリアル層によって、Sub6~ミリ波帯の電波を反射します。金属(アルミ版)と同等以上の反射特性を持ちながら、可視光は透過し、電波のみを拡散反射するため、景観を損なうこともありません。もちろん電源不要で、ポスターを張るように簡単に施工できますし、部屋のレイアウトが変わったなどの事情で、フィルムを張り替えることも可能です。

▲透明フレキシブル電波反射フィルムの活用イメージ

今後、Sub6帯からミリ波帯を用いる5Gモバイル通信に加え、より高い周波数を利用する6Gなどの高周波通信が本格化する時代においては、経済的かつ効率的に電波環境を改善するためのツールがますます重要になるでしょう。使用箇所の景観を損ねることなく、屋内外どこにでも設置可能な「透明フレキシブル電波反射フィルム」は、まさに5G時代の快適な通信を実現するためのツールといえます。

Japan IT Weekのミライトブースで、透明フレキシブル電波反射フィルムの可能性について、ぜひ触れてみてください。