編集長のIT Week 見どころ

齋藤編集長のJapan IT Week秋 2021見どころ④~点群データ取得サービス~

「自社の工場やオフィス、屋外の施設やインフラの状態を、写真ではなく3次元のモデルやCGで、360度自由な角度から確認できたら、どんなことができるだろうか。また、ただ見るだけではなく、あたかも自分がその場にいるように、VRでその空間に入り込めるとしたらどうだろうか。」・・・今回は、そんなミライを実現する、ミライトの「点群データ取得サービス」を紹介しましょう。

「ミライトの点群データ取得サービス」は、高精度の据え置き型3Dレーザースキャナやドローンを活用し、デジタル空間上に精密な3Dモデルを構築します。構造物の外観だけではなく、例えば工場やオフィスの室内をモデル化することもできます。また、人工の施設やインフラのみならず、木々や草原など、自然環境をもモデル化することが可能になります。

▲ゴルフ場の3Dモデル
▲ 工場現場の3Dモデル

このような3Dモデルを活用すれば、実際にリアル空間でテストを行うよりも手軽に、様々なシミュレーションができるのです。例えば、今のオフィスのレイアウトに、新しい家具を置くことができるのかという検証を、リアルと同様の精度でできれば、時間と手間を大きく節約できると思いませんか。建設現場の点群データを作成して、関係者で共有すれば、確認や点検作業を効率的にできるのです。定期的に点群データを作成して、差分をチェックすれば、進捗管理にも使えます。ミライトでは、点群データをWebブラウザ上に表示する環境も提供しているため、簡単に、複数の関係者で閲覧したり、操作することができます。

屋内から屋外まで、そして社会インフラからゴルフ場のようなレジャー施設まで、ミライトでは、利用者の目的に合わせてあらゆる点群データを取得し、提供しています。「何だかすごそうだけれど、具体的にどうやって活用すれば良いのか分からない」、という人には、活用方法のコンサルティングも提供しています。

ちなみに、私の個人的なおすすめは、ゴルフコースの3Dモデル作成です。事前に3Dモデルでコースを研究しておけば、実際のプレーで、同僚や友人をあっと言わせることができるかもしれません。点群データでどんなことができるのか、ミライトのブースにぜひ見に行ってください。