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サンリツ美術館 特別展「描き継がれる日本の美 琳派」10月7日から開催

茶道人.com編集部[著]

サンリツ美術館(長野県諏訪市)では、特別展「描き継がれる日本の美 琳派」が10月7日から開催します。本展では、桃山時代末期から江戸時代初期に京都で花開いた琳派にスポットを当て、茶碗や絵巻などさまざまな作品を展示しています。

今回の展覧会では、本阿弥光悦の作品で、国宝にも指定されている「白楽茶碗 銘 不二山」が特別出品されます。楽焼の手法でつくられ、本阿弥光悦自身の書付がある本作品は、嫁に行く娘のために与えたとされています。上部が白く、下部が黒く仕上げられている様子が、雪の積もった富士山の姿を思い起こさせるところからこの銘が付いています。

後世の芸術家たちにも大きな影響を与えた、琳派の作品にどのような魅力があったのかを深く知ることのできる展覧会となっています。国宝を鑑賞できる貴重な機会ですので、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

2023年10月7日から12月3日まで。
サンリツ美術館