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泉屋博古館 特別展「表装の愉しみ―ある表具師のものがたり」11月3日から開催

茶道人.com編集部[著]

泉屋博古館(京都府京都市)では、特別展「表装の愉しみ―ある表具師のものがたり」が11月3日から開催します。本展では、表具師として多彩な活動をした井口邨僊と茶人としても有名な住友家15代住友春翠との交流を紹介しています。

表具とは、掛け軸、巻物、屏風など東アジア独自の書画芸術のフォーマットで、保存管理から装飾・演出に至るまでさまざまな知恵と美意識が凝縮しています。今回表具とともに、住友春翠が愛したとされる「黄天目茶碗 銘 燕」が特別展示されます。名前の通り全体的に黄色味を帯びた天目茶碗に、青色が趣を添えています。

通常脇役の役割を持つ表具にスポットを当てている本展で、多彩な表具の数々とそこにこめられた思いを感じてみてはいかがでしょうか。

2023年11月3日から12月10まで開催
泉屋博古館