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野村美術館 利休生誕500年 特別展「利休 茶の湯の継承」12月11日まで開催

茶道人.com編集部[著]

野村美術館(京都市、左京区)では、利休生誕500年を記念した特別展として、利休の足跡を辿ると共に、後世の茶匠達による、茶の湯の復元を試みた特別展「利休 茶の湯の継承」を9月10日から12月11日まで開催します。

16世紀初頭に成立した茶の湯は、千利休が活躍した16世紀末には「侘数寄」の理念が確立され、利休没後17世紀には、古田織部をはじめ小堀遠州・金森宗和・片桐石州など、後世「茶匠」と称される人物がそれぞれの解釈により、より多くの人々に茶の湯を理解してもらい、より楽しんでもらうために様々な工夫をしています。

今回の展示では、これら茶匠たちの茶の湯を、残された茶会記によって復元することを試みました。それぞれの茶匠たちの茶会記を通じて、よく使われた類似の茶道具や彼ら自身の手になる茶道具などを組み合わせ、会場では、濃茶、または薄茶の席を再現しています。茶の湯の世界を存分にご堪能いただける事でしょう。

2022年9月10日から12月11日

野村術館