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相国寺承天閣美術館「武家政権の軌跡—権力者と寺」8月8日から開催

茶道人.com編集部[著]

相国寺承天閣美術館(京都府京都市)では、企画展として「武家政権の軌跡—権力者と寺」を8月8日から開催します。相国寺は、歴代の足利将軍と深いつながりがあり、それらにまつわる遺品が代々引き継がれています。本展では、相国寺とその塔頭に伝来する、肖像画や中国絵画、古文書などを展示し、武家政権との交流の軌跡をたどります。

相国寺は、室町幕府三代将軍である足利義満により創建されました。正式名称は萬年山相國承天禅寺といいます。中世から近世に移り変わる激動の時代の中で、幾度も焼失と復興を繰り返した相国寺ですが、寺領や住持職などは、武家政権の発給した文書によって約束されていたので、寺宝には多くの幕府発給文書が伝来しています。

足利将軍ゆかりの古文書や絵画の他にも、徳川家など武家が所持した高僧の墨蹟も紹介されます。ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

■開催期間

Ⅰ期:2022年8月8日から10月6日まで

Ⅱ期:2022年10月16日から12月11日まで

相国寺承天閣美術館